土曜日, 11月 29, 2008

しげGが亡くなりました

 残念ながらしげGは11月23日午前9時35分に亡くなりました。

 11月始めからは息苦しさを訴えるようになっていて、苦しそうに起き上がったり寝転んだりして少しでも呼吸が楽になる姿勢を探しながら動くことが多かったのですが・・・最後は酸素吸入や点滴も自分から外して欲しいとはっきりとした意思表示をして、苦しい表情を見せながらも最後の2時間は穏やかに息を引き取りました。

 大変哀しいことではありますが、当初の見立てでは「末期に近いので余命は3~6ヶ月」だったのを、嘘のように元気な状態で2年あまりも過ごしてこられたのは家族としてもありがたいことでした。苦しむのを見ながらの2年間だと見てるほうが耐えられなかったかもしれません。温熱治療の効果かどうかはわかりませんが源病巣から転移することもなく、最後の1ヶ月まで痛みを訴えるようなこともなく、その最後の一ヶ月も息が苦しいというのはあってもどこかが痛むということもなかったようです。

 治療にあたっていただいた先生方、看護士の皆様、お見舞いに来てくださった方々に深く感謝いたします。これまで2年間もの間、いろいろとお気遣いいただき、本当にありがとうございました。

日曜日, 10月 05, 2008

外泊

 9月頭から始まった抗がん剤治療は濃度を前回の半分に薄めてのものだったが、効果はあったようでがん病巣が小さくなって気管支への圧迫も弱まり、呼吸や食事もかなり楽にできるようになったようである。しげG本人も、「少し歩くと息が切れる」と言いながらも普段の呼吸がつらそうということもなく、たまに痰が切れずにケホケホやってる時に苦しそうなくらい。入院当初と比べたらだいぶマシになっていた。

 濃度が薄いので抗がん剤の副作用もそんなに酷くはなく、髪の毛も抜けないし、本人も体の不調は(動くと息苦しい以外は)特に感じてない様子。「今回の抗がん剤治療が最後」「もう家に帰れないかもしれない」といわれたのが嘘のように体調が良いようなので、この週末は外泊許可をもらって帰ってきていた。

 ここんとこの大雨で田んぼの稲が倒れまくってるのを見たのは精神衛生上良くなかったかもしれないが・・・それでも病院に居るよりは家に帰ってきて、息を切らしながらでも田んぼの周りを歩いたりしてる方がええよなぁ。

日曜日, 8月 31, 2008

抗がん剤治療前に外泊

 この週末は外泊許可が出て家に戻っていた。当初の背中の痛みは入院直後に薄れたらしいが、痰が詰まって息苦しかったり、食事が(物理的に)喉を通りにくくなってるとかいろいろあった。しげGに先生が説明していたのは肺炎だったが、「左肺が真っ白になったレントゲン写真を見せられた」と言ってたのが気になって、しげGにはナイショで先生に話を聞きにいくと・・・本人には言わなかったが、やっぱり癌が広がっていたらしい。

 今回の肺炎は癌の病巣が広がって肺に入るパイプ状の器官を圧迫して周囲の組織が炎症を起こしたことによる間質性肺炎で、入院してからは抗生物質などで炎症を抑えようとしていたのだが、がん病巣が大きくなって気管支(の入り口?)を圧迫しているのでなかなか呼吸が楽にならない。先生が言うには抗がん剤でがん病巣を小さくする方が良いとは思うが、前回の抗がん剤治療では副作用が酷くて1クール足らずで治療を止めないといけなかったことを考えると、今まさに肺炎にかかっているという時にうかつに抗がん剤を投薬して免疫力が下がるのも怖いし、何よりも抗がん剤を投薬できる限界がきつつあるので身体が耐えられるかどうかが疑問とのこと。

 いろいろ話し合った結果、なるべく身体に負担を与えないように量を控えめに抗がん剤を投薬して、少しでもがん病巣を小さくして気管支への圧迫を抑える方向で抗がん剤治療を始めることになった。「これが最後の抗がん剤治療になるかもしれない」「もう家に戻れることが無いかもしれない」ということだったので、帰るつもりは無かったしげGをうまく言いくるめて(「田んぼを見て指示して欲しいことがある」とか)、一旦外泊許可をもらって家に戻ってきた。

 家に戻るのが本当にこれが最後になるのかどうかはわからないが・・・癌だということは本人もわかっている話なので、進捗状況が思わしくなくても全て本人にちゃんと告知すべきだと思わないでもない。わかってれば、あれこれ済ましておきたいこともあると思うんやけどな~。どうも先生の気の使い方が中途半端というか一貫してないのが気になる今日この頃である。

水曜日, 8月 20, 2008

肺炎(?)で緊急入院

 朝がた、猛烈な肩の痛みを訴えて病院に行ったしげGだが、あれこれフルコース(X線、CT、血液)の検査を受けた結果・・・肺炎で入院ということになった。レントゲン写真では左肺が真っ白になり、水も溜まっているらしい。がん病巣に関しては特に何も言ってなかったらしいが・・・レントゲンで真っ白になってる写真でがん病巣がどうなってるのか見えるんやろか?いまいち主治医の先生に信頼がおけないのは困り者である。こちらから聞かないと何も言わないし、何か聞いてもボソボソ喋って聞き取りにくいし。なんとかならんかな~。

激しい肩の痛みを訴えて病院へ行く

 朝起きた時はなんともなかったらしいが、朝食を食べるまでの少しの間に左肩の肩甲骨のあたりに激しい痛みを感じ始め、額からは脂汗を流して声を上げるほどの痛がり用だった。時刻は午前7時半だったが病院に電話してみると
「整形外科の診察を一旦受けてもらいたいが、今日の救急当番ではないので9時からの通常診察に来てくれ」
とのこと。だが、あまりに痛がって9時まで待てないのでとりあえず病院に行って待合室でうんうんと唸っていれば、少しでも早く診てもらえるんじゃないかということで、痛み止めの錠剤を飲んで8時前に病院に出発。果たしてどうなることやら。

 5月の退院からこっち、週に一度の温熱療法を続けながら、月に一度の検診を受けても特に病巣が拡大している様子もなく、CTも撮ったがこちらも問題なし・・・ということで安心していたのだが、転移を見落としたりしてたんじゃないかというのがちょっと心配。

月曜日, 5月 12, 2008

1クールで退院

 結局、しげGの予定通りに1クールで退院となったが、それは調子が良かったわけではなくて副作用が思ったよりも激しく出たので2クール目の投薬を止めただけ。今までの薬剤の効果が薄れてきたということで違う組み合わせの薬剤を投薬したのだが、今までは便秘する程度でほとんどダメージを感じることがなかったのに、今回は下痢やら発疹やらあれやこれやで本人としても大変な思いをしたようである。これまで副作用をほとんど感じずに済んでいたというのがラッキーやっただけかもしれんけど。

 とりあえず1クールでも効果はあって、病巣がかなり小さくなったということもあって退院することになった。

土曜日, 4月 19, 2008

再入院決定

 しげG本人は至って元気な様子に見えるが、先日(木曜)のCT検査の結果、21日(月曜)からの入院が決定した。元の病巣がまた大きくなっているだけなのか、複数の場所に転移しているのかはわからない。(先生が教えてくれないのか、家族に言わないだけなのかが謎)

 本人は投薬が1クール済んだところで一旦退院するつもり(田植え直前だし(^^;)らしいが、果たしてそんなに都合よく出られるのかはそのときになってみないとわからない。

水曜日, 2月 06, 2008

あっけなく退院

 正月明けから再入院したしげGだったが、先週末に外泊許可が下りたかと思ったら今日退院した。結局年末までに1クールで年明けに1クールの投薬をしたことになる。次はまたいつになるのかわからないが・・・しげGが免疫療法にも興味を示してきた(神戸新聞に載ったから?)ので、温熱療法だけでなく免疫療法にも挑戦することになるかもしれない。